豊田合成は1月6日、開発中の新技術がトヨタ紡織が「CES2022」でオンライン展示するコンセプトモデル「MX221」に搭載されたと発表した。
トヨタ紡織が中心となりトヨタグループ6社が企画・提案する、2030年以降の自動運転レベル4を想定した「都市部でのシェアモビリティの車室空間」の実現に向けて、同社では、①ラップエアバッグ(リラックス時などの多様な乗員姿勢に対応する)、②マイクロ波給電(車内で利用する複数の電子機器にワイヤレスで電力を供給する)、③サイネージ機能(LEDの光で車外の人とのコミュニケーションが可能になる)、④除菌機能(UV―C(深紫外線)LEDを用いて衛生的な車内空間を実現する)、と4つの新技術を搭載した。今後も同社は、トヨタグループとの連携によりCASEやMaaS時代に対応した新たな価値を提案し、社会課題の解決に貢献していくとしている。