東ソーは1月11日、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)について、2022年1月24日出荷分より価格改定を実施すると発表した。価格改定幅は、エーテル系製品が現行価格から+150円/kg以上、エステル系製品が現行価格から+60円/kg以上となっている。
価格改定について同社は「熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)製品は、経済活動の再開による需要回復が進む中、主要原材料価格は、逼迫した需給バランスが続いていることにより高騰の一途をたどっている。同社はこれまで、事業採算改善へ向けてあらゆるコスト削減に努めてきたが、昨今の原燃料・ユーテリティーコスト・物流費の上昇等により、事業採算は大幅に悪化している。このようなコスト上昇を自助努力のみで吸収することが困難な状況となっており、今後の事業継続と安定供給を維持するためにも価格改定を実施することにした」としている。