クラレトレーディングは1月17日、サステナブルなファッション産業への移行を推進することを目的として2021年8月に設立された、ファッション・繊維企業によるアライアンス「ジャパンサステナブルファッションアライアンス(JSFA)」に2022年1月より正会員として加盟したことを発表した。
同社は、地球環境の負荷を低減し、持続可能な低炭素社会の実現に貢献するため、CO2削減効果の高い製法で作られた製品や、生活・作業環境の改善に役立つ製品に「エコトーク」ブランドの名称をつけて2009年から事業展開を行い、循環型社会の実現に取り組んでいる。
同社は今後、JSFAが掲げる「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ」と「2050年カーボンニュートラル」を目標として、その活動を通じ、クラレグループの使命である独創性の高い技術で産業の新領域を開拓し、自然環境と生活環境の向上に寄与していくとしている。
JSFAは、ファッション産業が自然環境や社会に与える影響を把握し、ファッション及び繊維業界の共通課題について共同で解決策を導き出し、「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ」と「2050年カーボンニュートラル」を目標に、サステナブルなファッション産業への移行を推進する事を目的としている。会員企業は定期的に会議を開催し、サステナブルファッションに関する知見の共有、ファッションロスゼロとカーボンニュートラルに向けた協働、生活者との双方向なコミュニケーション、国内外の重要事項の先行把握、業界内の共通課題の改善などのために必要な政策提言を関係省庁に行う。