住友ゴム工業は1月18日、中国・常熟工場と中国・湖南工場において、脱炭素社会の実現に向け、2022年1月より購入電力の全てを再生可能エネルギー由来の電力へ切り替えたと発表した。さらに2022年下期には太陽光発電の導入を計画しており、2022年度に中国の2工場でタイヤ製造時に排出されるCO2は、2021年度比で約70%削減される見込み。
同社グループは、社会や環境と共存しながら持続的に事業を行うことに重点を置き、全社戦略実現に向けての大きな原動力、加速力を獲得すべく、2020年12月に新企業理念体系「Our Philosophy」を制定した。その理念に基づき2021年8月に発表したサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」の中で、グループ全工場から排出されるCO2をグローバルで2030年に2017年比で50%削減、2050年にはカーボンニュートラルを目指すことを宣言した。同社グループはこれからも事業を通じて環境問題や社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。