ADAS材料などを披露 ダウ、オートモーティブ出展 

2022年01月19日

ゴムタイムス社

 ダウは1月18日、東京ビッグサイトで1月19日から21日まで開催される「第14回オートモーティブワールド」に、ダウ・東レおよびダウ・ケミカル日本の共同チームとして出展し、自動車分野の持続的な発展に合わせた数々の革新的な技術を紹介すると発表した。オートモーティブワールドは、自動車業界における主要テーマを扱う複数の展示会とカンファレンスを組み合わせた、先進的な自動車技術に関する展示会。

 同社の具体的なソリューションとして、先進運転支援システム(ADAS)をサポートする材料、電子制御ユニット(ECU)、熱、接着、シーリング、生産性の課題を管理し、信頼性の高い保護とシールドを実現するためのバッテリーとパワーエレクトロニクス用製品、より安全な運転環境を実現するための自動車照明用ソリューション、電子機器をサポートするためのアレイ材料などを展示する。

 オートモーティブワールドでの同社のハイライトは、ジャガーTCSレーシングの公式素材科学パートナーとして車両電動化を支援する同社の素材科学技術といえる。同社は、ジャガー・レーシングが2020/2021年のフォーミュラE世界選手権でチーム2位を獲得したことに貢献し、ジャガーがパフォーマンスを向上させる材料を用いて持続可能なモビリティの限界を拡大するサポートを果たした。同社のブースでは、MobilityScienceプラットフォームを通じて、eモビリティおよび輸送業界に対する同社の専門知識と注力技術を紹介する。MobilityScienceプラットフォームでは、ポリウレタン、アクリル系化学、特殊化学品、シリコーンなどさまざまな用途で、顧客の特定のニーズに合わせた先進的な製品と広範なサービスを提供している。

 同展示会を通じて、同社は最先端の素材科学技術と顧客との密接な協力関係により、低炭素モビリティのニーズに対応するというコミットメントを示す。同社はグローバルで年間の純炭素排出量をさらに15%削減し、2030年までに約30%削減、2050年までにカーボンニュートラルになることを目標としている。

「オートモーティブ ワールド」

「オートモーティブ ワールド」に出展

 

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