日本ゴム工業会(池田育嗣会長)は、2050年のカーボンニュートラル(CN)実現に向けた方針「2050年長期ビジョン」を策定した。2050年カーボンニュートラルを目指し、ゴム業界として2050年までに生産段階でCO2排出量を実質ゼロとする削減対策を実施する。
ゴム製品製造業は、ゴムを原料として製品製造時の加硫工程などで多くのエネルギーを使用するため、これまでも生産活動でコジェネレーションシステムを含めた高効率機器の導入などを通じ、省エネルギー化を図るとともに、大幅なエネルギー転換も進め、低炭素社会の構築に貢献してきた。なお、今回策定した長期ビジョンでは、さらなる脱炭素化へ向け、ゴム業界として2050年までに生産段階でのCO2排出量