ミシュラン、エアレスタイヤ Eカーゴ・トライク用発表 

2022年01月26日

ゴムタイムス社

 ミシュランは1月24日、ラスベカスで同月開催されたコンシューマーエレクトロニクスショーにおいて、E―カーゴ・トライク用エアレスラジアルタイヤ「ミシュランXトゥイール」のプロトタイプを発表したことを発表した。

 都市部のモビリティとラストマイル配送の課題解決は、将来の持続可能なソリューションの鍵となる。E―カーゴ・トライク用ミシュランのエアレスラジアルタイヤにより、パンクによる車両のダウンタイムを無くし、より多くの荷物を安全に運ぶことができる。

 同タイヤの主な特徴やメリットとして、「タイヤのパンクが無くなり、ダウンタイムを削減」「安全性と安定性の向上。コーナーリングの安定性を高め、ラストマイル配送を迅速化」「空気入りタイヤ以上の積載効率」「メンテナンス負荷低減、パンク修理が不要」「装脱着が容易。部品数低減によりトラブル減少」「低転がり抵抗」「リサイクル率向上」「長寿命」が挙げられる。

 「ミシュランXトゥイール」エアレスラジアルタイヤは、従来の組み付けに代わり、タイヤとホイールが一体化されている。複雑な取り付け機器は必要なく、ボルトで一旦固定すれば空気圧を維持する必要がない。樹脂製スポーク内の独自のエネルギー伝達により、優れたハンドリング性能を提供しながら、空気入りタイヤに付きものの「はねあがり」を低減する。パンクによる不便やダウンタイムがなく、空気入りタイヤのように機能するよう設計されている。

 トゥイールのビジネスディレクターTony Marconi氏は、「ミシュランは、複雑で要求の厳しい都市モビリティとラストマイル配送におけるイノベーション開発に取り組んでいる。物流で最もコストがかかるのはラストマイル配送であるが、トゥイールは他のセグメントのパンクによる課題を解決してきた。ミシュランは、都市モビリティでも、車両の稼働時間を最大化しお客様の問題を最小化するため、最高のソリューションを提供する」とコメントしている。

 

エアレスラジアルタイヤ「ミシュランXトゥイール」

エアレスラジアルタイヤ「ミシュランXトゥイール」

 

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