バルカーの2022年3月期第3四半期連結決算は、売上高が386億8900万円で前年同期比18・1%増、営業利益が46億3700万円で同106・5%増、経常利益が48億3100万円で同101・9%増、四半期純利益が32億9900万円で同50・6%増の増収増益となった。
シール製品事業の売上高は256億9500万円で同11・1%増、セグメント利益は38億2800万円で同30・2%増となった。半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けの拡大と自動車など機器市場向けが回復した。
機能樹脂製品事業の売上高は109億8600万円で同43・1%増、セグメント利益は9億3500万円(前年同期はセグメント損失6億3000万円)となった。半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けと高機能化学品プラントなどプラント市場向けの需要が大きく回復した。
シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は20億700万円で同3・2%増、セグメント損失は1億2600万円(前年同期はセグメント損失6400万円)となった。主力事業は堅調に推移したが、新規事業分野を含むH&S事業の状況が好転しなかった。
22年3月期の連結業績予想は前回公表から数値をいずれも上方修正した。売上高は525億円(前回から70億円増)で前期比17・4%増、営業利益は60億円(同5億円増)で同72・7%増、経常利益は61億円で同66・1%増(同5億円増)、当期純利益は41億円で同32・7%増(同4億円増)を見込んでいる。
2022年01月31日