豊田合成は1月28日、車のトランスミッションの構成部品であるオイルポンプの一部を金属から樹脂化し、軽量化を実現したと発表した。
オイルポンプは、トランスミッションのギヤとベアリングの摩擦低減のためにオイルを吸い上げ、循環させる部品。今回、同社のコア技術である樹脂の精密成形技術を活かすことで、オイルポンプを構成するギヤなどを樹脂化し、質量を約3割削減した。
なお、同社製の軽量オイルポンプは、2022年1月に発売されたノア・ヴォクシーのハイブリッド(HEV)モデルに搭載されている。同製品の軽量化により、車両の環境性能向上に寄与したことがトヨタ自動車から評価され、同社は技術開発の部で「プロジェクト表彰」を受賞した。