社員の健康づくりサポート 宇部興産、健康管理アプリ導入

2022年02月02日

ゴムタイムス社

 宇部興産は2月1日、健康経営の一環として、健康状況を可視化するアプリ「FiNC for BUSINESS」を同日より導入したと発表した。社員一人ひとりが自発的に生活習慣の改善や運動習慣をスタートするきっかけを作り、趣味嗜好を掛け合わせたコンテンツを気軽に楽しみながら、継続的に健康づくりに取り組むことができる環境作りを目指す。

 同社は、UBE経営方針の1つに「人」を掲げており、人財は持続的な成長を支えるうえで最も重要な資産であると考えている。また、健康経営のひとつとして、社員が自律的に健康増進活動を行いやすい環境づくりのため「健康経営宣言」及び「心も身体も健やかに。みんなで取り組む健康経営」というスローガンを発表し、健康風土の醸成に取り組んでいる。

 同社におけるこれまでの取り組みの多くは、健康管理センターをはじめ各地区の産業保健スタッフを中心に、従業員の健康管理に関する自己管理能力を高める為のサポートの実施をしてきたが、従業員自らの積極的な健康管理施策への参加や行動変容を促すことが難しい場面もあった。そのような課題に対し、同アプリはスマートフォンのみでいつでもどこでも利用できるという利便性、さらに趣味や嗜好から「楽しみながら健康管理を行うことができる」コンテンツにより、社員の健康づくりをサポートする。さらに、アプリ内のテーマ別チャットルームで、各テーマに関心のあるメンバー同士のコミュニケーションに加え、今回導入の健康アプリの話題を通じて、社内のコミュニケーションを活性化させるツールとしての役割も期待される。

 同社では、希望者約400名を対象に「FiNC for BUSINESS」のパイロット運用を開始し、本格的な導入に向けて、社員の健康増進活動への意識を醸成していく。参加者には体組成計を配布し、アプリとの連携により、体重記録や歩数などアプリ内でまとめてライフログを管理し、目標をもって継続的に行うことができる健康管理を実施していく。また、アプリ内の機能「歩数ランキング」活用による社内グループごとの歩数競争など、社内コミュニケーションの促進も図るとしている。

 

健康状況をアプリで可視化

健康状況をアプリで可視化

 

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