日本は増収増益 豊田合成の4~12月期

2022年02月03日

ゴムタイムス社

 豊田合成の22年3月期第3四半期連結決算は、売上収益が6004億7800万円で前年同期比15・0%増、営業利益は189億9200万円で同23・9%減、四半期利益は135億700万円で同19・2%減となった。
 半導体不足等による顧客の減産はあったものの、全体では新型コロナウイルスによる減産からの生産回復等により増収となった。利益については、前期のコロナからの回復による増販効果があったものの、前期における政府補助金の反動等による労務費の増加や市況の悪化、経費の増加等により減益となった。
 セグメント別では、日本の売上収益は2951億円で同13・3%増、セグメント利益は84億円で同30・9%増。前期のコロナによる顧客の減産からの生産回復等により増収となった。利益については、生産回復による増販効果等により増益となった。
 米州の売上収益は1711億円で同17・7%増、セグメント利益は9億円で同90・0%減。前期のコロナによる顧客の減産からの生産回復や円安による為替影響等により増収となった。生産回復による増販効果はあったものの、市況の悪化や前期における政府補助金の反動等により減益となった。
 アジアの売上収益は1608億円で同15・8%増、セグメント利益は100億円で同2・9%減。タイやインドでの生産回復や円安による為替影響等により増収となった。利益は、市況の悪化等により減益となった。
 欧州・アフリカは、売上収益が197億円で同10・7%増、セグメント損失は4億円(前年同期は11億円の損失)となった。
 22年3月期通期予想については、主要顧客の減産による影響などを受けて、売上収益・利益とも前回予想値から下方修正した。それによると、売上収益は8200億円(前回予想値から100億円減)で前期比13・7%増、営業利益は340億円(同90億円減)で同6・8%減、税引前利益は350億円(同85億円減)で同6・2%減、当期利益は215億円(同55億円減)で同38・9%減を見込んでいる。

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