日本グッドイヤーが新商品 フラッグシップ2商品を投入  

2022年02月03日

ゴムタイムス社

 日本グッドイヤーは1月31日、3月1日より発売するウルトラハイパフォーマンスタイヤ「イーグルF1スーパースポーツ」と、2月1日に発売を開始したハイパフォーマンスコンフォートタイヤ「エフィシェントグリップパフォーマンス2」の新商品発表会をオンラインで開催した。金原雄次郎社長による挨拶の後、同社商品企画部の岸宗弘部長が新商品の特徴や搭載技術などを解説した。
 イーグルF1スーパースポーツは、「高次元のグリップ性能とハンドリング性能による『操る悦び』のさらなる追求」をテーマに、欧州で開発されたグッドイヤーのスポーツ系タイヤの最高峰モデル。車のパフォーマンスを発揮させ、より高レベルでのスポーツドライビングを楽しみたいユーザーをターゲット層とする。優れたグリップ性能と贅沢な快適性を高い次元で両立させたイーグルF1アシンメトリック5をさらに凌駕すべく、同タイヤにはグリップ性能とハンドリング性でそれぞれ専用の技術を搭載した点が特徴になる。
 グリップ性能では「デュアルプラステクノロジー」「パワーショルダーテクノロジー」を採用した。デュアルプラステクノロジーはドライ走行を支えるアウターセクションとウエット走行を支えるセンターセグメントを組み合わせたU字型コンパウンドを搭載した。これにより「ドライブレーキはABS作動時に比べて1%向上(アシンメトリック5)、ウエットブレーキ(ABS作動時)は4%向上(同)した」(岸部長)と紹介した。
 ハンドリング性能に関しては「パワーラインカバーテクノロジー」「ハイフォースコンストラクションテクノロジー」を搭載している。このうちパワーラインカバーテクノロジーはアラミドとナイロン素材を混紡した高剛性オーバーレイヤーを採用することにより、タイヤに遠心力が高まる高速域でのトレッド変形を抑制した。これにより低速時から高速時まで広く接地面が保たれ、優れた操縦安定性を実現している。
 一方、エフィシェントグリップパフォーマンス2は、コンフォート系タイヤ「エフィシエントグリップ」シリーズのフラッグシップタイヤ。イーグルF1スーパースポーツと同様、欧州で開発生産されているが、「高速走行と長距離移動が日常的な欧州市場では、コンフォート系でも操縦安定性、高いウエット性能が求められている。さらに、長距離移動にも耐えられるように耐摩耗性能も高水準で求めれている。これらの性能をバランスよく両立させたのがエフィシェントグリップパフォーマンス2になる」(岸部長)と強調した。
 ウエット性能では、新開発したトレッド部に弾力性と柔軟性が高いコンパウンドを採用した「ウエットブレーキングテクノロジー」を搭載し、エッジ効果が向上した。この結果、ウエット路面での制動距離(ABS作動時)は従来品に比べて9%向上した。
 耐摩耗性能ではマイレージ(耐摩耗性)プラステクノロジー、ドライハンドリング性能ではドライスタビリティ(安定性プラステクノロジーを搭載。耐摩耗性能でも新コンパウンドを使用することで、従来品に比べライフ性能は50%向上した。
 ドライスタビリティプラステクノロジーでは、トレッド中央部の3本のリブを大型化したパターンを採用し、横剛性が大幅に向上。ドライ路面での優れたハンドリング性能を実現している。

イーグルF1スーパースポーツ

エフィシェントグリップパフォーマンス2

 

 

 

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