横浜ゴムは2月4日、トヨタ自動車が発売した新型「レクサスLX」の新車装着(OE)用タイヤとして、2022年1月より「ジオランダーX―CV」の納入を開始したと発表した。装着サイズは265・55R20と265・50R22。なお、日本国内における同社納入サイズは20インチとなる。
新次元ハイウェイテレーンタイヤである「ジオランダーX―CV」は、近年増加している高速性能と運動性能を重視したハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けに開発された。「ジオランダー」は、同社がグローバルで展開しているSUV・ピックアップトラック向けタイヤブランドで、同社ではニーズの多様化が進むSUV市場に対応するため、商品ラインアップ拡充を加速している。
今回装着されたタイヤは、市販用「ジオランダーX―CV」をベースに、新型「レクサスLX」の性能に対応するため専用にチューニングを重ね開発された。転がり抵抗の大幅な低減を実現しつつ厳しい環境下でも高い信頼性を発揮し、高い操縦安定性と快適性を兼ね備えたタイヤとなっている。また、洗練されたスタイリッシュなサイドデザインを採用する事で、プレミアムSUV用装着タイヤとして相応しい外観も実現した。
同社は、中期経営計画「Yokohama Transformation 2023」のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げ、「アドバン」および「ジオランダー」の新車装着拡大に取り組んでいる。