化学事業は売上好調推移 ダイキン工業の4~12月期

2022年02月07日

ゴムタイムス社

 ダイキン工業の22年3月期第3四半期連結決算は、売上高が2兆3019億3900万円で前年同期比25%増、営業利益が2595億100万円で同33・4%増、経常利益が2664億3500万円で同36・1%増、四半期純利益が1787億2300万円で同38・8%増となった。
 セグメントのうち、化学事業は、売上高が1548億4200万円で同32・7%増、営業利益が202億5800万円で同124・2%増となった。
 フッ素化学製品全体の販売は、新型コロナウイルスの世界的流行の影響で大きく落ち込んだ昨年度に対し、半導体・自動車分野を中心に広範囲での需要回復に加え、積極的な拡販施策の展開により、売上高は前年同期を大きく上回った。
 フッ素樹脂は、世界的な半導体・自動車関連の需要回復を捉えた拡販施策の展開により売上高は前年同期を大きく上回った。
 フッ素ゴムは自動車関連を中心に需要の回復が顕著となり、拡販施策の展開と同時に価格政策を実施したことにより売上高は前年同期を大きく上回った。
 化成品のうち、表面防汚コーティング剤は需要の停滞が見られたものの、撥水撥油剤や半導体向けエッチング剤などの需要が回復したことにより、化成品全体の売上高は前年同期を上回った。
 通期予想前回予想を上方修正し、売上高は3兆500億円で前期比22・3%増、営業利益は3100億円で同29・9%増、経常利益は3150億円で同31・1%増、当期純利益は2100億円で同34・4%増を見込んでいる。

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