日本ゼオンは2月7日、スタートアップ企業への戦略的投資を通して新規事業の創出を加速させるため、米国カリフォルニア州(シリコンバレー)に投資子会社「Zeon Ventures」を設立したと発表した。Zeon Venturesは、同社グループが注力する成長分野におけるスタートアップ企業に対し5000万米ドル規模の投資を行う。
同社は、2030年のビジョン実現に向けた全社戦略に「既存事業の磨き上げ」と「新規事業の探索」を掲げ、持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を目指している。Zeon Venturesは、「新規事業の探索」の一環として、特に重点4分野「医療・ライフサイエンス」「CASE・MaaS」「情報通信(5G/6G)」「省エネルギー」におけるスタートアップ企業へ投資するとともに、同社グループが保有する研究リソースおよび販売チャネル等の資産を共有することで、投資先企業のさらなる成長を支援する。
同社は、今後も研究開発に重点を置くとともに、スタートアップ企業への投資・協業を通じた新規事業創出を加速させることで、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々の暮らし」に貢献していくとしている。