ニッタの2022年3月期第3四半期決算は、売上高は621億6800万円(前年同期は570億300万円)、営業利益は43億8200万円で同110・6%増、経常利益は104億3800万円で同139・2%増、四半期純利益は84億6600万円と同148・5%増となった。
ベルト・ゴム製品事業の売上高は192億6400万円(前年同期は196億8300万円)となった。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は60億6000万円減少した。セグメント利益は27億3400万円で同83・3%増となった。ベルト製品は、国内では物流業界向けが好調に推移し、工作機械向けも回復傾向となった。海外は物流業界向けや繊維業界向けなどが好調だった。
ホース・チューブ製品事業の売上高は240億9400万円(前年同期は186億4100万円)。なお、収益認識会計基準等の適用で売上高は1200万円減少している。セグメント利益は12億6800万円で同190・2%増となった。ホース・チューブ製品は、国内、海外ともに半導体製造装置向けや建設機械向けが好調に推移した。自動車業界向けは半導体不足等の影響を受け、減速傾向となった。
化工品事業の売上高は88億5400万円(前年同期は91億6300万円)となった。なお、収益認識会計基準等の適用により売上高は4200万円減少している。セグメント利益は6400万円で同36・0%減となった。化工品事業製品は、国内では、引布製品や遮水製品が低調だった。海外ではOA機器部品の需要が回復した。
その他産業用製品事業の売上高は71億3千1百万円(前年同期は68億9600万円)、セグメント利益は2億4200万円で同615・9%増となった。
2022年02月09日