藤倉コンポジットの22年3月期第3四半期連結決算は、売上高が271億5300万円で前年同期比30%増、営業利益は34億6200万円で同549・3%増、経常利益は39億2000万円で同422・5%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は29億8600万円で同489・9%増となった。
セグメントのうち、産業用資材は、売上高が174億200万円で同27・3%増、営業利益は13億1500万円で同1128・3%増。工業用品部門は、原材料価格の上昇や供給の遅れなどが発生し始めたものの、自動車関連・住宅設備関連ともに世界的に好調な需要に支えられ、引き続き増収増益となった。制御機器部門は、半導体・液晶市場の設備投資が好調を維持し、医療市場も堅調に推移し増収増益となった。
引布加工品は、売上高が30億1400万円で同1・7%増、営業利益は800万円(前年同期は営業損失2200万円)となった。
引布部門は、自動車及び電気・電子関連の好調が継続し、増収増益と。印刷材料部門は、輸出の受注回復があり、増収となり損失が縮小した。加工品部門は、電力関連向けは比較的堅調に推移したが、
舶用品の国内市場向けが低迷し、減収減益となった。
スポーツ用品は、売上高が64億6100万円で同63・1%増、営業利益は24億9900万円で同202%増となった。
通期予想は売上高は352億円で前期比20・2%増、営業利益は41億円で同249・8%増、経常利益は44億円で同182・5%増、当期純利益は31億円で同162・1%増を見込む。
2022年02月09日