経常益が86%増、国内が牽引 タイガースポリマー4~12月期

2022年02月09日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの22年3月期第3四半期連結決算は、売上高が293億8300万円で前年同期比11・4%増、営業利益が9億3400万円で同75・9%増、経常利益が11億6700万円で同86・4%増、四半期純利益が4億3000万円で同135%増となった。
 セグメント別では、日本は、売上高が156億300万円で同4・4%増、セグメント利益は販売増加が減価償却費等の増加を吸収して、5億8600万円で同23・6%増。自動車部品・ゴムマット類の販売は減少したが、産業用ホース・家電用ホース・ゴムシート類の販売が増加した。
 米州は、売上高が100億8300万円で同31・2%増、セグメント損失が9000万円(前年同四半期はセグメント損失3億4600万円)。米国では自動車部品は、前年同四半期のロックダウンによる長期間の操業停止の反動で販売が増加し、増収・増益となった。産業用ホースも、前年同四半期の販売減少の反動により、増収・増益となった。メキシコの自動車部品は、販売の減少や諸経費の増加により、減収減益となった。
 東南アジアは、売上高が19億5400万円で同17・7%増、セグメント利益が1億100万円(前年同四半
期はセグメント損失1500万円)。タイでは自動車部品の国内向け販売や米州向け販売が増加し、増収増益。
 中国は、売上高が46億4300万円で同9・7%増、セグメント利益が2億8400万円で同24・3%減となった。
 通期予想の修正はなく、売上高は397億円で前期比8・5%増、営業利益は12億円で同4・2%増、経常利益は13億5000万円で同7・5%減、当期純利益は6億円で同22%減を見込んでいる。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー