オカモトの22年3月期第3四半期連結決算は、売上高は674億1100万円で前年同期比7・2%増、営業利益は68億2000万円で同13・2%増、経常利益は81億8600万円で同14・5%増、四半期純利益は54億300万円で同13・7%増となった。
セグメント別では、生活用品の売上高は243億6800万円で同3・2%増、セグメント利益は61億1800万円で同22・9%増となった。
製品別では、コンドームは、国内は外出自粛の緩和により需要が緩やかに回復の兆しを見せ始め売上前年並みとなり、海外向けは引き続き好調で売上増。浣腸は、前年の反動により売上微減となった。
手袋は産業用及び通信販売向けが堅調で売上増。メディカル製品のうち滅菌器は、感染症対策としての受注が堅調で売上増となった。ブーツ及び雨衣は、緊急事態宣言解除後もホームセンターでの作業衣料の販売が低迷し売上減となった。シューズは、緊急事態宣言が解除されたことによりカジュアルシューズ・高級紳士革靴の需要は回復傾向にあったが、生活様式の変化に伴い高齢者向けやビジネスシューズの消費が低迷し売上減となった。
産業用製品は、売上高が428億6300万円で前年同期比9・7%増、セグメント利益は19億3000万円で同15・8%減だった。製品別では、一般用フイルム及び産業用フイルムは、興行イベントの自粛等による市況低迷により売上減。工業用フイルムも海外向けステッカー用の不振により売上減となった。建材用フイルムは、市況回復により堅調に推移し売上増。多層フイルムは、工業用フイルム及び食品用フイルムの受注が堅調に推移し売上増となった。
通期の連結業績予想は、880億円で前期比1・9%増、営業利益は78億円で同5・7%減、経常利益は86億円で同12・2%減、当期純利益は57億円で同0・1%減を見込む。