横浜ゴムは2月17日、本社でオンライン決算説明会を開催し、山石昌孝代表取締役社長らが21年12月期通期業績を説明した。
21年12月期売上収益は6708億900万円で前期比21・7%増、事業利益は621億6200万円で同73・3%増、営業利益は836億3600万円で同132・4%増、当期利益は655億円で同148・9%増となった。北米を中心に値上げが浸透したことや為替が円安に推移したことが寄与し、売上、各利益共に過去最高を更新した。
事業利益の増減要因は、原料価格が161億円、固定費が5億円、変動費が158億円が減益要因となったものの、為替差が44億円、販売量が202億円、製造原価が65億円、価格/MIXが187億円、特殊要因が12億円、ATGで59億円、MBで9億円、その他8億円が増益要因となり、前年比263億円の増益となった。
セグメント別では、タイヤ事業の売上収益は4702億300万円で同17・8%増、事業利益は426億8600万円で同78%増となった。
新車用タイヤは、世界的な半導体不足などの影響があり生産調整の影響を受けたものの、全体では前年同期を上回った。市販用タイヤは、国内外において高付加価値商品の拡販や、旺盛な需要への生産対応に努めたことに加え、国際物流におけるコンテナ不足や輸送遅延に対して必
要な対策を迅速に講じた結果、北米、欧州での販売を伸ばした。また、インドなどアジア地域
2022年02月18日