宇部興産、レノファ山口と　トップパートナー契約締結

　宇部興産は２月14日、山口県山口市を本拠地とするプロサッカーチーム・レノファ山口ＦＣとオフィシャルトップパートナー契約を締結したと発表した。

　同社は１８９７年の創業以来、山口県に主要製造拠点を有し、長年にわたり企業活動を推進してきた。２０２２年４月には社名を「ＵＢＥ（ゆーびーいー）株式会社」に変更し、化学事業会社として新たな一歩を踏み出す。同社は、長い歴史の中で培われてきた「確かなものづくり力」と「スペシャリティケミカル技術」を強みとして、社会に求められる価値を創出し続け、地球環境問題、人々の生命と健康、そして豊かな未来社会に貢献するグローバル企業として、持続的成長を実現していくとしている。

　同社は、節目となるこのタイミングで、山口県を拠点に「夢・感動・元気」の共有を目指すレノファ山口ＦＣとのパートナーシップを決定した。今シーズンより、ＵＢＥのロゴがレノファ山口ＦＣのユニフォーム（裾）に掲出される。なお、同件について、同社は２月17日15時より記者会見を実施する。

　レノファ山口ＦＣは、２００６年に山口県からＪリーグ参入を目指すチームとして誕生した。山口県全19市町をホームタウンとし、Ｊ１リーグ昇格を目標に掲げて活動している。また、環境に配慮した持続可能な社会の実現に向け、公民連携の「ぶちエコスタジアム」をはじめとする社会連携活動にも積極的に取り組んでいる。

　同社は、創業者の渡辺祐策翁が唱えた「共存同栄」の精神を受け継ぎ、地域社会との共生に取り組んできた。山口県における代表的な活動としては、地域の音楽文化向上と次世代の育成に貢献するため、２００８年より日本フィルハーモニー交響楽団を宇部市に招いてチャリティーコンサートを開催している。今回のパートナー契約を通じて、スポーツ振興の面からも地域の活性化に貢献するとともに、未来へとつながる豊かな社会の実現を目指していくとしている。