ダイセルが1930年代から手がける天然由来の樹脂である酢酸セルロースは、長年培ってきたノウハウと実績から様々な用途に採用されている。酢酸セルロースの特徴は、木材や綿花から得られるセルロース(非可食性の植物由来)から作られていること、生産能力は業界全体で80~90万t規模があり、他の生分解性素材よりも安定した提供が可能。酢酸セルロースは、耐熱性が高く、耐薬品性、耐溶剤性が強い点も特徴だ。
さらに、植物由来のセルロースと自然界に存在する酢酸を原料とする半天然高分子であり、最終的には水と二酸化炭素に生分解される。「日本バイオプラスチック協会の『生分解バイオマスプラ』として登録済み。現在、
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