資源循環事業等を手掛けるエンビプロ・ホールディングスのグループ企業である東洋ゴムチップ(群馬県前橋市、春山孝造社長)。
今期(2022年6月期)の上半期の需要動向を振り返ると、新型コロナウイルスの感染拡大による自動車需要の減少の影響はさほど受けず、コロナ禍で停滞していた工事案件が徐々に動き始めた。この動きは前期の下半期から継続しており、上半期もその流れが途切れず、フル生産状態になっているという。
「需要は前期以上であり、早い繁忙期が来ている状況だ。人手が足りず増員して生産している」(春山社長)。
製品の動向では、公園をはじめ、学校、保育園や幼稚園などの教育、行政関連施設で使用される2層(表層・下層)の弾性舗装材や人工芝充填用チップが伸びている。需要が高まる
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