弘進ゴムの100%子会社である弘進リトレッド(仙台市宮城野区、西井英正社長)は、宮城県の亘理中央地区工業団地に本社工場を移転・建設するのに合わせ、亘理町との立地協定締結式を2月17日に開催した。
当日は西井社長と山田周伸亘理町長が出席して立地協定締結式が執り行われた。新本社工場建設では、新設備による再生タイヤの生産体制の拡大を通じ、現在の4・5~5万本の約2倍程度の増産を図る計画。新工場の稼働開始は2024年6月を予定している。
新工場の名称は弘進リトレッド㈱本社並びに本社工場。住所は亘理中央地区工業団地(亘理町逢隈高屋字堂田地内)。敷地面積は1万6500㎡となっている。
SDGsに向けた取り組みにおいて、同社では、更生(再生)タイヤを利用することは資源の有効活用、環境保全への取り組みにつながる。このため、同社の事業は環境問題にも直結する非常に重要なものと考えている。SDGsで掲げられている17項目の達成に向けた取り組みでは、特に「環境保全への取り組み」「地域社会への貢献」「労働環境の整備」「ニーズの多様化への対応と品質向上への取り組み」を宣言する。
また、自然エネルギー活用では新工場の屋根に太陽光パネルを設置することで、工場の電力需要をカバーする。
なお、同社グループでは、現在地元プロバスケットボールチーム(仙台89ERS)への協賛や弘進ゴムアスリートパーク(宮城野原公園総合運動場仙台市陸上競技場)でスポーツ及び健康促進施設として地域に貢献している。今回の本社工場移転・建設を機にさらなる地域社会の活性化、意欲的な高齢者への雇用機会の創造、地域資源の積極的な利用などにも取り組んでいく。
2022年02月24日