BASF、新サービスを上市 添加剤顧客向けサポート

2022年03月01日

ゴムタイムス社

 BASFは2月28日、プラスチック添加剤を使用する顧客向けに、様々なグローバル規制への対応をサポートする新サービス「レグセレンス」を開始したと発表した。レグセレンスは、デジタルソリューションを提供しアドバイザリーサポートによって規制問題の管理を簡素化することにより、イノベーションを加速させることができる。

 同社パフォーマンス・ケミカルズ事業本部プレジデントのトーマス・クロスター氏は、「プラスチック添加剤のリーディングカンパニーとして、当社はプラスチック業界における豊富な経験とプロダクト・スチュワードシップや化学物質に関する規制の知識を活かし、進化する規制動向を先取りしている。当社のプラスチック添加剤のソリューションが責任を持って適切に使用されるように積極的にお客様をサポートする。当社の優れたレグセレンスサービスをプラスチック添加剤にも拡大することにより、お客様は当社の広範な規制サービスや専門知識を活用できるようになる。私たちは共に、ビジネスリスクを軽減し、イノベーションを加速させ、規制遵守を通じて持続可能な成長を実現することができる」と述べている。

 サービスの拡大に伴い、同社プラスチック添加剤の顧客は、規制文書にアクセスするための便利なデジタルソリューションを利用できるようになる。また、規制の専門家らで構成されるグローバルコミュニティーが、関連する環境、健康、安全データを評価する。これらの専門家は、登録サービスやプロセスおよび物質のコンサルティングに関して、顧客をサポートすることができる。さらに、特定の規制に関するトレーニングも提供する。

 同社ではすでに、燃料・潤滑油ソリューション、可塑剤、ファーマソリューション、ヒューマンニュートリションの各事業の顧客に対して「レグセレンス」サービスを提供している。

 プラスチック添加剤の「レグセレンス」は「バレラス」のポートフォリオの一部で、同社はバレラスにより、プラスチック添加剤製品と共に革新的なソリューションを通じ、ポリマーバリューチェーン全体におけるプラスチックの持続可能性を高めることに取り組んでいる。

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