GSIクレオスは2月25日、北國フィナンシャルホールディングス(北國FHD)との包括的連携協定を同日に締結したと発表した。北國FHDは北國銀行のホールディングカンパニーで、2021年10月1日に持株会社体制に移行している。
これまで同社および北國FHDは、お互いを重要なパートナーと位置付け、北陸地域経済の活性化を図るべく、同地域の企業に対して共同で国内・海外販路拡大のための支援を行ってきた。今回、従来の取組みをより一層充実させるために、双方の海外拠点を含めた運営体制を整備し、連携を強化してサービスを拡充することとした。
同社は今後、北國FHDグループより紹介を受けた北陸企業の国内・海外販路拡大のためのサポート業務に加え、海外進出のためのノウハウの提供、海外顧客や新規商材の紹介、その他経営課題解決に資する情報提供を行い、各企業の「ユニークな製品・技術」を海外で展開し、一方で「各企業のニーズに応える海外商材」の日本国内での展開を行っていく。
北國FHDグループは、同サービスの実施に向け、タイおよびベトナムの現地法人による東南アジアにおける支援体制を確立しており、東南アジアで事業展開する北陸企業に対してコンサル業務(デジタル化を梃子にした業務効率化やグローバル人材の育成など)を開始している。
同社は、タイの現地法人であるGSIタイランド社を中心に対応する。北國FHD傘下の各現地法人と連携を図りながら、⻑年にわたり東南アジアで培った営業資産を活かし、現地企業とのマッチングなども含めて北陸企業の東南アジアでの展開を支援していく。
また、同社は地域貢献活動の一環としてこの取り組みに注力し、経営ビジョンである「事業創造型商社としてニッチな分野で新しい価値を提供しサステナブルな社会づくりに貢献する」にもとづき、連携を通じて北陸地域の企各業との関係を深めて取扱商材やビジネスの多様化を図り、新たな社会的価値を創造していくとしている。