住友理工、CN推進室を設置 50年へ向けた戦略立案加速

2022年03月03日

ゴムタイムス社

 住友理工は3月1日、同日付で「カーボンニュートラル推進室」を設置したと発表した。

 全世界でカーボンニュートラル(CN)に向けた動きが加速する中、同社グループは、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの自社排出量について、2030年度までに2018年度比で30%削減したうえで、2050年までに実質ゼロとする「カーボンニュートラル」を目指している。

 事業・経済活動によって排出された温室効果ガスは、気候変動を引き起こし、生物多様性や地球環境の保全を妨げる一因となっている。この事実を改めて認識し、地球社会の一員として脱炭素の取り組みを加速させるため、同社は新たにカーボンニュートラル推進室を設置した。

 カーボンニュートラル推進室は、生産機能本部直下に新設された。「エネルギーマネジメント」「新技術開発」「新エネルギー転換」などをテーマに、全社CN構想づくりや事業活動を加速させる企画・戦略の立案、CN全社活動の運営・管理を行い、CN実現に向けた施策を推進する。

 今後は、さらに事業、研究開発、営業など各部門から横断的に人材を集めて組織体制の拡充を図り、同社のサステナビリティ経営の一翼を担っていく。

 同社グループは、「人・社会・地球の安全・快適・環境に貢献する企業」を目指すべき企業像に掲げ、サステナビリティ経営を進めている。今後はあらゆるステークホルダーから信頼・支持される企業への変革を図り、社会課題解決に対する責任を着実に果たしていくとしている。

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