三洋化成工業は3月14日、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2022(ホワイト500)」に、9日に認定されたと発表した。健康経営優良法人として、同社は4年連続での認定となる。
健康経営優良法人認定制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度として知られる。同社グループでは、従業員全員が、働きがいを持っていきいきと働くことができる職場環境づくりを経営重点事項と位置づけ、働き方改革やダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進などさまざまな意識改革、制度改革への取り組みを推進している。その一環として従業員の健康に関する様々な取り組みや活動を重要な経営課題の一つと位置づけ、「健康経営」を推進してきた。
同社は2020年度から、「健康経営」の推進をさらに加速するために、会社・労働組合・健康保険組合が三位一体となり推進体制を整備した。社長を筆頭に経営幹部が参画する「健康推進会議」を立ち上げ、各事業所の労使代表者との情報・意識の共有化を図るとともに、各事業所に「健康推進チーム」を立ち上げ、全従業員が参画した取り組みとなるよう意識しながら、活動を進めている。
また、体制を整えたことで、会社・労働組合・健康保険組合の健康推進会議事務局で立案する各種施策をスムーズに全社に展開することにも寄与しており、健康経営の取り組みが浸透し、根付きつつある現状が今回の評価にも繋がったと考えられる。
従業員が心身ともに健康的に働くことは、従業員自身のみならず、その家族の幸せであり、会社の発展にもつながる。同社グループでは、従業員が長きにわたって元気に活き活きと働き続けられるよう、今後も従業員の健康増進を経営的な視点で捉え、職場環境の整備に積極的に取り組んでいくとしている。