カネカは3月16日、同社の「カネカ生分解性ポリマー グリーンプラネット」を用いたスプーンの採用エリアが、今年4月1日に施行される「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に合わせ、3月15日よりファミリーマートの関東・東北地区約7300店に拡大し、グリーンプラネットを使用したスプーンを店舗が自由に選択できるようになったと発表した。
グリーンプラネットは、同社が開発した100%植物由来の生分解性バイオポリマーで、汎用プラスチックと同様の機能を持つ環境破壊に対する画期的なソリューションを提供できる素材となっている。幅広い環境下で優れた生分解性を有し、海水中で生分解する素材として「OK Biodegradable MARINE」の認証を取得している。
2021年4月に導入開始されたグリーンプラネットを使用したストローに続き、スプーンは昨年6月に国内で初めてファミリーマートに採用された。これまで東北地方(福島県除く)と関東の一部店舗約1100店を対象に店舗選択制で導入されてきた。グリーンプラネットの環境負荷低減に貢献する点が高く評価され、今回の導入エリア拡大が決定された。今後、全国の店舗への拡大を共同で進めていく。
同社は、環境意識の高いブランドホルダーから急増する需要に対応するため、今回、グリーンプラネットの大型能力増強を決定した。「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks『Wellness First』.」という考えのもと、今後もグリーンプラネットの積極的な展開を通じて、持続可能な循環型社会の構築とプラスチック汚染問題の解決に取り組んでいくとしている。