横浜ゴムは3月17日、同社と従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」は2022年3月、フィリピンで環境保全活動を行うNPO法人「イカオ・アコ」へ活動支援金として38万5000円を寄付したと発表した。同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は77万円となる。
「イカオ・アコ」は、日本とフィリピンの友好関係を深めることを目的に、フィリピンでの森林破壊の実態調査、地域住民とともに行う植林による森林再生、収入向上支援などの活動を展開している。同社および「YOKOHAMAまごころ基金」は、これまでも学校の水道システムの整備やゴミ分別用倉庫の設置など衛生環境の改善支援、災害に対する復旧および物資支援を行ってきた。今回の支援金は、2021年12月に発生した台風22号により被災した家屋の、応急復旧のための補修用資材や工具の調達費用に活用される。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。同社は、マッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとしている。
同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていくとしている。