旭化成は３月25日、合成ゴムおよび、スチレン系熱可塑性エラストマー、スチレン系特殊透明樹脂について４月１日出荷分より価格改定を実施すると発表した。合成ゴムの対象製品はＢＲ、ＳＢＲ（油展、非油展）（ジエン、タフデン、アサプレン）で、価格改定内容は全製品プラス40 円／Ｋｇ以上。
また、スチレン系熱可塑性エラストマー、スチレン系特殊透明樹脂の対象製品はスチレン系熱可塑性エラストマー（タフプレン、アサプレンＴなど）、水添スチレン系熱可塑性エラストマー（タフテック、Ｓ．Ｏ．Ｅ．）、スチレン系特殊透明樹脂（アサフレックス）で、価格改定内容は全製品プラス60 円／Ｋｇ以上となっている。
価格改定の理由について、同社は「昨今の原油価格の高騰に伴い、原燃料価格の高騰による用役および副原料コストが大きく上昇。また海上運賃を中心とした物流費などが高騰し、対象製品の製造コストは自助努力の範囲を超えて大幅に上昇している。製品の安定供給維持のためにも、価格改定を実施せざるを得ないという判断にいたった。また、今後の社会情勢次第では、再度改定する可能性がある」としている。
