GSIクレオスは3月31日、2022年4月1日付で、仙台市にて包装用フィルムや包装資材の加工・販売を⾏う専門商社、桜物産の全株式を取得し、同社を子会社化すると発表した。
今後、同社グループでは、桜物産が培ってきたノウハウや情報を共有しながら、桜物産の強みを活かし、東北・北海道地区において食品用途を中心とするフィルム製品の販売を進めるとともに、工業分野においても機能性フィルムの拡販に取り組んでいく。
桜物産は、1985年の創業以来、印刷加工会社に対して高品質のフィルムを提供するとともに、食品製造加工メーカーを中心とする顧客に対して、ニーズを的確に捉えたパッケージ製品の販売を⾏っており、東北地区の包装業界において、高い信頼と豊富な実績を有している。
同社と桜物産は、⻑年にわたり各種フィルム・パッケージ製品について取引を⾏ってきた。今後は、桜物産をグループ企業として、これら従来製品の販売を伸⻑させることに加え、フィルム分野の環境保全型ビジネスにおける主力商材として同社が注力する機能性フィルムの拡販を推進していく。具体的には、プラスチックごみ削減に貢献する生分解性プラスチック(マタビー)や、植物由来成分の配合により安全な使用環境を提供する工業用途の防錆フィルム(バイオコア)などについて、地域に根差した顧客のニーズを的確に把握するとともに紹介・提案のスピードを上げ、東北・北海道地区での普及を図りながら同社グループの業界内における競争力を高めていくとしている。