ブリヂストンは3月31日、ESG投資の代表的な株式指数である「FTSE4Good Index Series」の構成銘柄に4年連続で選定されたと発表した。同社グループはバリューチェーン全体における様々な活動を通じて、「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Ecology 持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、よりよい地球環境を将来世代に引き継ぐこと」「Energy カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えること」にコミットしていく。
「FTSE4Good Index Series」はFTSE Russellが開発した株式指数で、世界の大手企業を対象に「環境」「社会」「ガバナンス」の3つの側面から企業の取り組みを評価して数値化し、基準を満たした企業が選定される。
同社は環境中期目標「マイルストン2030」でサーキュラーエコノミーへの貢献促進を掲げマテリアルサーキュラリティの向上に着実に取り組んでいること、持続可能なサプライチェーンの実現に向け「持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム」(GPSNR)の要求事項も踏まえる形で「グローバルサステナブル調達ポリシー」を改訂し、取り組みを強化していることなどが評価された。「環境」「社会」「ガバナンス」のすべてにおいて、同社は高いスコアを維持しており、特に「環境」面では「汚染及び資源」「サプライチェーン」で昨年に引き続き満点を獲得した。
「環境」について、同社グループはバリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みと、ビジネスモデルを連動させる取り組みを加速させている。CO2削減については、2050年に向けた環境長期目標としてカーボンニュートラル化を掲げ、環境中期目標「マイルストン2030」において2030年には排出するCO2総量の50%削減(2011年対比、Scope1、2対象)を目指している。また、サーキュラーエコノミーについては、2030年に再生資源・再生可能資源に由来する原材料比率を40%に、2050年に向けては100%サステナブルマテリアル化に挑戦している。