08年好調時の生産量に回復 資源国向け需要の拡大予想
2012年のゴムベルト需要予測は、内需環境は好転せず、円高の継続、原材料高止まり等先行き不透明感が強いものの、資源国向け輸出の拡大により、ゴムベルト合計で3万3305トン、2011年実績見込み対比107%と予測、2008年比でも100%とほぼ好調時の生産量に回復できる見込みとしている。内需見込みは同99%の2万1038トン、輸出見込みは同126%の1万2267トンを予測。コンベヤベルトの2012年需要予測は内需は横ばいの9261トン、輸出は更に増大する資源国需要の大きな伸長が見込まれることから、同131%の1万536トン、合計生産量は同114%の1万9797トンと予測。
伝動ベルト需要はタイの洪水等自然災害や円高による影響が続き第1四半期は低調だが、第2四半期以降は徐々に回復すると見込み、合計生産量は同98%の1万3509トンを予測。うち内需見込みは同97%の1万1777トン、輸出が同103%の1732トンを見込んでいる。
樹脂ベルトは堅調予想
一方、樹脂ベルトの2012年需要予測は食品・食品機械需要は底堅く、精密機械等その他の需要も順調に回復してくるとし、生産予想量は同108%の2万2986㎡と110万㎡の大台を確保できる見込み。内需見込みは同108%の06万387㎡を予測している。