BASFは4月6日、自動車産業、包装産業、消費財産業向けの最先端のリサイクル材フォーミュレーションを開発するために、Zhejiang REEF Technology社(REEF Technology)と戦略的協力契約を締結したと発表した。
同社は、最近販売を開始した添加剤ソリューションのイルガサイクルとともに、同社の試験施設で行われるリサイクルポリマーフォーミュレーションに関する技術コンサルティングとサポートを提供する。
イルガサイクル添加剤ソリューションは、包装材、自動車やモビリティ、建築や建設などの最終用途において、リサイクル含有率の向上に寄与している。これらのソリューションは、限られた加工性、不十分な長期熱安定性や屋外耐候性の不足など、再生樹脂に関連する特定の品質問題に対処する。
イルガサイクルシリーズは、バレラスのポートフォリオの一部として提供されている。バレラスのソリューションは、イルガサイクルによってプラスチックを循環させるだけでなく、耐久性の向上、廃棄物の削減、省エネルギー、排出量の削減、および生物多様性の促進によって、プラスチック用途に大きなサステナビリティの価値をもたらす。
REEF Technologyは、フランスのヴェオリアグループの中国における合弁会社、Veolia Huafei Polymer Technology(Zhejiang)社の子会社で、ハイエンドのエンジニアリングプラスチック改質材料の研究開発と生産に取り組んでおり、再生ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリアミドなどを主力製品としている。