豊田合成は4月6日、中国広東省佛山市順徳区にエアバッグの新工場を設立すると発表した。自動車市場として成長を続ける中国で主力製品であるエアバッグとハンドルの生産体制を強化するのが狙い。新工場は、当社のグループ会社である豊田合成(佛山)汽車部品有限公司(佛山TGP)の分工場として設立し、2023年夏頃から生産を開始予定。新工場の生産品目はセーフティシステム製品(エアバッグ、ハンドル、ポップアップフードアクチュエータ)となっている。中国での安全規制強化により需要が伸びるエアバッグの販売を拡大するとともに中国華南における自動車生産の拡大に対応する。
なお、新工場は効率的なモノづくりを追求し環境に配慮した「スマート工場」として設立する。IoTやAIの活用により生産から納入までの工程の状況をリアルタイムに把握、またカーボンニュートラルの実現に寄与するため省エネルギーな生産設備や再生可能エネルギーの導入などにより2030年度までにCO2排出量を従来の設備と比べ50%以上削減する。
2022年04月07日