カネカは4月7日、萩生田光一経済産業大臣が4日に兵庫県高砂市の同社高砂工業所を訪問したと発表した。
大臣は同工業所内のアグリバイオ&サプリメント研究所を訪問し、カネカ生分解性バイオポリマー「グリーンプラネット」が植物油から生産され、成形加工された製品が使用後には土壌中、海水中で容易に分解されCO2と水に戻るライフサイクルについての説明を受けた後、「グリーンプラネット」を産生する同社独自の革新的な微生物培養技術の実験室を見学した。
また、現在は植物油から生産から生産されている「グリーンプラネット」を、将来的にはCO2とH2から生産する画期的な水素酸化細菌の開発計画について、同社の説明を受けた。
その後、同研究所で開発された培養技術を5000t/年の規模にスケールアップした実証プラント、および2月に決定した1万5000t/年のプラント建設予定地を視察した。
同社は「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks 『Wellness First』.」という考えのもと、ソリューションプロバイダーとして価値を提供している。今後も「グリーンプラネット」の積極的な展開を通じて、持続可能な循環型社会の構築とプラスチック汚染問題の解決に貢献していくとしている。