三福工業(栃木県佐野市、三井福太郎社長)は、フッ素ゴムや合成樹脂などのコンパウンド事業と、発泡体事業の2本柱で展開している。
21年度下半期の需要動向を振り返ると、自動車関連が堅調だった反面、原材料の高騰や生産調整の影響などにより、収益面では苦戦を強いられた。
コンパウンド事業ではフッ素ゴムの需要がコロナ禍でほぼ回復し、自動車や産業機械などの主要な用途で伸びを見せた。ただ、他のメーカーと同様に材料不足に対応を追われている状況だという。また樹脂コンパウンドは上半期に引き続き好調で、特に自動車・通信分野での動きが良かった。
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