横浜ゴムは8日、本社で年末の記者会見を開催した。
野地彦旬社長が今年を振り返えるとともに12年の見通しなどについて述べた。その中で同社のGD100フェーズⅡの最終年である11年を振り返って、野地社長が「タイヤ事業では新ブランド「ブルーアース」の投入や新興国を中心とした需要拡大に対し生産能力増強を図ってきた」と語り、「MB事業では『グローバル展開』と『新規事業の開拓』という大きなテーマを掲げ取り組んだ」と述べた。
また同社のロシア工場が12月から生産開始することを明らかにした。「ロシア工場は残念ながら遅れていたが、遅れた分をしっかりと軌道にのせてロシアでのさらなる販売強化につなげていきたい」(野地社長)。
12年について、同社は能力増強について計画通りに進めることが最重要ポイントであり、またさらなるグローバル化を推進していくという。
2011年12月19日