バンドー化学創立116周年 植野社長、社員にメッセージ

2022年04月15日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は4月14日、同日に創立116周年を迎え、記念式典を行ったと発表した。今年の式典は、新型コロナウイルス感染状況を受け、同社植野社長をはじめとする役員のほか、社長特別表彰や永年勤続従業員へのリフレッシュ・ファンド等の表彰受賞者に出席者を限定し、リモート会議システムを併用して行われた。

 式典で植野社長は、「私たちを取り巻く環境は、持続可能性や環境配慮の視点が盛り込まれた『第5次産業革命』とも言われる新たな変革の時代を迎えている。また、出口の見えないコロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻が世界各国の経済にも深刻な影響を及ぼそうとしている。これら、時代の大きな変化や様々な想定外の事象は、当社にも大変難しい課題を突きつけている」と述べた。また、「しかし、明治39年の創業以来100年を超える歴史の中、当社は、常に社会のニーズに沿った製品やサービスの提供を行うとともに、戦争や災害、幾度に亘る経済不況など、様々な苦難を乗り越えて今日を迎えている。当社には、日々進化する力、変化や困難な状況に対して柔軟に対応する力、いわゆるレジリエンスが、DNAとしてしっかりと受け継がれていると信じている。今バンドーグループで働く私たちには、諸先輩方が培われた伝統を受け継ぎ、今の時代に即した形に進化させ、未来に繋げ、持続的に成長させていく使命がある」とした。

 続いて、「バンドーグループの根本的な価値観を示したものが経営理念であり、これは、時代や環境にかかわらず、変化することのない存在意義を明示している。4月1日に吉井前社長からバトンを受けて私が新社長に就任したが、創立記念日に際し、改めて皆さんとともにこれを確認し、経営理念の実現に向けて一致団結し、全力で邁進していきたい」と述べた。

 そして、「本年は、中期経営計画BF-2の最終年度。一人ひとりが、それぞれの持ち場・立場で、きちんとやりじまいをし、確かな結果を出す年にしよう。また、次期中計に向けて準備を行う年でもある。変革期だからこそ、より柔軟な発想で新しいことに挑戦できるチャンスだと考える。これまでの成果を礎とし、大きな変化を楽しみながら、心躍る未来を想像し、バンドーグループのさらなる飛躍に向けて、皆で熱く語り合おう」と締め括った。

 

メッセージを述べる植野社長

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