横浜ゴムは4月15日、同社および同社従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」は同月、特定非営利活動法人「Japan Hair Donation & Charity(以下、JHD&C)」へ活動支援金として、合わせて60万円を寄付したと発表した。同団体への支援は昨年に続き2回目となる。
「JHD&C」は2009年9月に日本で初めて医療用ウィッグを無償提供する「ヘアドネーション」を専門に行う団体として誕生した。寄付された31cm以上の髪の毛でウィッグを作り、脱毛症や乏毛症、小児がんなどの治療や外傷など、何らかの事情で頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに提供している。今回の支援金はメディカル・ウィッグの提供に活用される。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。同社ではマッチングギフトとして、同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていくとしている。