日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の2月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で113・0と前月から1・3ポイント上昇した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、メタクリル樹脂など10品目が変動なく、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなど8品目が上昇したが、エチレン酢酸ビニル樹脂1品目が下降した。また1品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品では20品目平均で前月比0・4ポイント上昇し100・9だった。
内訳はプラスチック積層品、合成皮革、電気機器用プラ製品など8品目が変動なく、プラスチック製中空成形容器、飲料用プラスチックボトル、プラスチック製容器(除中空成形)など7品目が上昇した。下降については強化プラ管板類、プラスチック継手、プラスチック床材など5品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック積層品の131・3。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から5・0%上昇し134・0となった。
内訳はアクリロニトリル、酢酸ビニルモノマー、フタル酸系可塑剤の3品目が変動なしとなり、パラキシレン、キシレン、ベンゼンなど13品目が上昇した。下降は0品目だった。品目別でみていくと、パラキシレンが13・6ポイントともっとも上昇した。