東和コーポレーション(福岡県久留米市、渡邉聡社長)の前期(21年12月期)業績は前期比数%の増収で着地した。前期増収となったのは「20年に稼働が落ち込んでいた工場向け商品が戻ってきたことや、コロナ前に種まきをしていたアウトドア向け商品がコロナ禍で成長し、花を咲かせたことも要因となった」(同社)とみる。ただ、海外工場の人手不足や海上輸送網の遅れ、半導体不足や世界的に広がるインフレによる値上げなども影響し、今期(22年12月期)業績は「予断を許さない状況が続く」(同社)と捉えている。
今期については、まずは盛り上がりを見せるアウトドア・キャンプ市場に向け、エクストラガード(EG)シリーズの拡販に注力する。エクストラガードシリーズは、18年の発売以来さまざまな業務作業に使える作業用手袋として人気を集めてきた。20年にはアウトドア・キャンプ市場にも対応できるようにリブランディングを実施。その一環として20年9月にエクストラガードの焚火専用手袋「TAKIBI」シリーズを発売した。コロナ禍によるアウトドア・
全文:約1106文字