BASFは5月10日、同社グループのコーポレートベンチャー企業であるBASFベンチャーキャピタル(BVC)が、再生プラスチックにデジタル化によるトレーサビリティと透明性をもたらす、持続可能なプラスチックソリューションを提供する、オーシャンワークス社に戦略的投資を行ったことを発表した。
オーシャンワークス社は米国に拠点を置き、海洋プラスチック、オーシャンバウンドプラスチック、および回避されたPCRプラスチックの高品質な供給源を確実に確保したい企業に対し、強力なプラットフォームを提供している。BVCにとって、この投資はサーキュラー・エコノミー(循環型経済)への転換を新たなレベルに引き上げるために、持続可能なソリューションの開発に対する、同社のコミットメントを明確にするものといえる。
再生プラスチックの素材と製品のグローバル市場を提供するオーシャンワークス社は、洗練されたソリューションを提供する。オーシャンワークス社は、毎年海に流れ込む1100万tのプラスチックに加わる可能性のある再生プラスチックを、バイヤーが簡単に調達できるようにしている。暗号化されたデジタルデータベースのトレーサビリティ、素材の品質保証、総合的な物流管理、そしてマーケティングサポートは、オーシャンワークス社がお客様やそのパートナーに提供するサービスの一部である。
BVCの投資は、オーシャンワークス社の資金調達の一環として行われ、これによりオーシャンワークス社は、ソーシングエンジンと再利用海洋プラスチックのトラック&トレース検証の開発を加速させることができる。なお同投資の詳細については、両社とも公表しないことで合意している。