日本は増収増益 タイガースポリマー22年3月期

2022年05月12日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの22年3月期連結決算は、売上高が408億7800万円で前期比11・7%増、営業利益は12億8000万円で同11・1%増、経常利益は17億9700万円で同23・2%増、当期純利益は8億3100万円で同8・1%増となった。
 地域別の業績は日本の売上高は208億2900万円で同4・7%増、営業利益は6億9600万円で同1・2%増となった。自動車部品やゴムマット類の販売は減少したが、産業用ホースや家電用ホース、ゴムシート類は販売が増加した。
 米州の売上高は141億6000万円で30・0%増、営業損失は1億9900万円(前期は2億5000万円の営業損失)となった。米国では、自動車部品は前期のロックダウンによる操業停止の反動で販売は増加したが、原材料費や人件費、諸経費が増加し、増収減益となった。産業用ホースは、需要の持ち直しと原材料費の上昇に対する価格改定や生産効率の改善効果により、増収増益となった。メキシコの自動車部品は、円安による為替換算上の影響により増収となったが、原材料費や諸経費が増加し減益となった。
 東南アジアの売上高は29億6800万円で同21・3%増、営業利益は2億2800万円で同517・7%増。タイでは、自動車部品の国内販売や米州向け販売が増加し増収増益。マレーシアは、家電用ホースの販売が減少したことに加え、人件費や諸経費が増加し減収減益となった。
 中国の売上高は68億9000万円で同9・1%増、営業利益は5億5500万円で同5・2%減となった。自動車部品の販売は減少したが、家電用ホースの販売が増加したことに加え、為替換算が影響した。
 23年3月期通期連結業績予想は、売上高は448億円で前期比9・6%増、営業利益は16億5000万円で同28・9%増、経常利益17億5000万円で同2・6%減、当期純利益は9億5000万円で同14・2%増を見込んでいる。

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