住友ゴム工業は5月10日、トヨタ自動車が5月に販売を開始する新型BEV(バッテリー電気自動車)「bZ4X」に新車装着用タイヤとして、ダンロップ「SPスポーツマックス060」の納入を開始したと発表した。
「TOYOTA bZシリーズ」は、「beyond Zero(ゼロを超えた価値)」を目指した新専用プラットフォームのBEVで、CO2の排出を削減しカーボンニュートラルに向けて取り組むだけでなく、それを超えて環境面以外でも様々な価値を人や社会にもたらす。「bZ4X」は、SUVタイプのBEVとしてのワクワク感、走りの魅力、安心・安全性能に拘った「TOYOTA bZシリーズ」の第一弾で、「bZ4X」を皮切りにフルラインアップでBEVが展開される予定となっている。
同社は、新型「bZ4X」に装着されるダンロップ「SPスポーツマックス060」において、BEVに求められる低燃費(電費)性能と静粛性能に貢献できるよう、同社が持つ材料開発技術を活かし「bZ4X」の性能を最大限発揮できる配合を適用した。ラグ溝の最適化や空力に有利な凹凸の少ないサイドプロファイル仕様を採用することでも、ノイズの低減を実現している。さらに、ウエット性能と操縦安定性も高い次元で両立させており、新型BEV車両がもたらす新しい価値の実現およびSDGsへの貢献を足元から支えるタイヤとなっている。
同社は、2021年8月にサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」を発表し、これまでも環境問題の解決に取り組んでいる。今後もEV向けのタイヤなど高機能商品の開発を通じて、サスティナブルな社会の実現に貢献するとしている。