取出ロボット好調で増収増益 ユーシン精機の22年3月期

2022年05月13日

ゴムタイムス社

 ユーシン精機の22年3月期連結決算は、売上高が208億7400万円で前期比13・0%増、営業利益は28億9000万円で同14・6%増、経常利益は30億8500万円で同18・3%増。当期純利益は21億1200万円で同15・6%増となった。特注機で大口案件の回復が遅く前年度比では減少となった一方で、取出ロボットでは、新製品の販売活動に注力し、部品調達難が続く中においても納期厳守に努めたことで増加した。地域別では日本やアジアでの取出ロボットの販売が増加したことに加えて、引き続き中国や北米において販売が好調に推移した。その結果、増収増益となった。
 製品別の売上状況は、取出ロボットが142億8200万円で同20・0%増。特注機は31億2400万円で同8・7%減。部品・保守サービスは34億6700万円で同10・2%増となった。
 セグメント別では、日本は、売上高が150億8800万円で同13・1%増。営業利益は18億1600万円で同41・2%増。米国は売上高が40億2700万円で同16・4%増、営業利益は4億9600万円で同5・8%増。アジアは売上高が57億3200万円で同25・1%増、営業利益は5億1100万円で同25・8%増。欧州は売上高が12億8300万円で同32・9%減、営業利益は1億5600万円で同58・3%減となった。
 23年3月期の通期業績予想は、売上高が220億円で前期比5・4%増、営業利益が31億円で同7・2%増、経常利益が31億円で同0・5%増、当期純利益が22億円で同4・2%増を見込んでいる。

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