朝日ラバーの22年3月期連結決算は、売上高が70億2400万円で前期比8・3%増、営業利益は2億9100万円、経常利益は3億1300万円、当期純利益は2億3800万円で同109・6%増となった。
セグメント別では、工業用ゴム事業は、売上高が58億3000万円で同9・3%増、セグメント利益は5億2900万円で同337・2%増。半導体をはじめとした部品不足の長期化の影響を受けたものの、自動車向け製品や卓球ラケット用ラバーなどの売上高が回復したことから前期比増加となったが、RFIDタグ用ゴム製品は、経済環境や生産調整の影響を受けて売上高が減少した。
医療・衛生用ゴム事業は、売上高が11億9300万円で同3・6%増、セグメント利益は9800万円で同12・4%減。 プレフィルドシリンジガスケット製品や採血用・薬液混注用ゴム栓において、新型コロナウイルス感染症の影響による生産調整から回復傾向となり、売上高は増加した。
23年3月期の通期予想は、売上高は74億5400万円で同6・1%増、営業利益は2億5500万円で同12・5%減、経常利益は2億5100万円で同19・8%減、当期純利益は1億8700万円で同21・6%減を見込む。