丸尾カルシウムの2022年3月期連結決算は、売上高が115億6700万円、営業利益は1億3800万円で同8・8%減、経常利益は2億9200万円で同4・7%減、当期純利益は1億9000万円で同6・1%増となった。
売上高に関しては「収益認識に関する会計基準」等を当連結会計年度の期首から適用しており、2022年3月期に係る各数値は当該会計基準等を適用した後の数値となっている。なお、当該会計基準等の適用による影響を受けた売上高は、2022年3月期の対前期増減率は記載していない。
売上高はコロナ禍前の状態までには回復しなかったが、建築資材向けなどが増加した。損益面では、前年と比較して売上高は順調に回復したものの、下半期からの急激な資源価格の高騰などの影響を受け減益となった。
今後の見通しは、欧米ではロシアのウクライナ侵攻と西側諸国による対ロシア経済制裁により資源価格が高騰し、インフレ圧力が一段と強まっており、日本経済もウクライナ情勢の緊迫化などによる資源価格の高騰が、多くの企業の収益を下押し、今後も予断を許さない状況と見ている。このことから、2023年3月期通期の連結業績予想は、売上高が120億円で前期比3・7%増、営業利益が8000万円で同42・2%減、経常利益が2億円で同31・6%減、当期純利益が8000万円で同58・7%減を見込んでいる。
2022年05月13日