マテリアルは大幅な増益 旭化成の22年3月期

2022年05月17日

ゴムタイムス社

 旭化成の22年3月期決算は、売上高は2兆4613億1700万円で前年同期比16・9%増、営業利益は2026億4700万円で同17・9%増、経常利益は2120億5200万円で同19・1%増、四半期純利益は1618億8000万円で同102・9%増となった。
 セグメント別では、マテリアルの売上高は1兆1982億円で同20・9%増、営業利益は1103億円で同65・9%増となった。うち、パフォーマンスプロダクツの売上高は4607億円で同22・7%増、営業利益は338億円で同81・4%増となった。自動車関連市場の回復に伴うエンジニアリング樹脂等の販売数量増加及び原材料価格高騰に伴う価格転嫁、半導体市況の活況を背景としたデジタル関連ソリューション事業の販売数量増加に加え、需要回復等を背景に石化製品市況が急速に上昇したことなどから大幅な増益となった。
 23年3月期通期業績予想については、売上高が2兆7310億円で同11・0%増、営業利益が2105億円で同3・9%増、経常利益が2165億円で同2・1%増、当期純利益が1645億円で同1・6%増を予想している。マテリアルの通期業績予想は、売上高は1兆3930億円で同15・1%増、営業利益は1039億円で1・9%減を予想している。

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